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ニコチネルで禁煙をサポート!効果や使用方法、選び方

習慣的に喫煙されてきた方が禁煙をはじめると現れる離脱症状。

体内のニコチンが欠乏したことによる禁断症状(イライラや集中力の低下、便秘など)が起こり、禁煙中にも関わらず喫煙してしまうという方も多いのではないでしょうか。

離脱症状を軽減させながら禁煙をサポートする医薬品に「ニコチネル」があります。

ニコチネルでの禁煙はニコチン置換(代替)療法といわれ、ドラッグストアや薬局で購入できるほか医療機関でも処方が可能です。

そこで今回は、ニコチネルの種類や効果、使用方法について詳しくご紹介します。

離脱症状を抑えながら禁煙成功を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

ニコチネルの効果

禁煙にチャレンジした方が経験するイライラや集中力低下、たばこへの欲求。

これは、禁煙をはじめると現れる離脱症状です。

離脱症状が辛くて禁煙に失敗した方も多いですが、離脱症状を軽減させながら禁煙に導くのがニコチネルです。

ニコチネルは、ニコチンを一定量ずつ放出し、体内に吸収させる働きをもちます。

禁煙をしている間、一時的に薬剤でニコチンを摂ることで、禁煙の離脱症状にともなうたばこを吸いたい気持ちや、イライラを軽減させてくれる効果があります。

ニコチネルの市販薬(第一類医薬品)

ニコチネルには、パッチやガムなどの市販薬、医療用医薬品と様々な種類がありますが、働きや効果は同じです。

ニコチネルの市販薬は、第一類医薬品としてドラッグストアや薬局で販売されている禁煙補助薬です。

ここでは、ニコチネルの市販薬の2種類について詳しくみていきましょう。

8週間で目指す禁煙「ニコチネルパッチ」

1日1回、1枚貼るだけで簡単に禁煙にチャレンジできます。

1日中たばこを吸いたい気持ちが強い方や、ニコチンガムを使用できない方におすすめ。

ガムと異なり、禁煙していることが周りに知られる可能性が低いです。

しかし、体質やスポーツなどをされて汗をかきやすい方は、パッチが剥がれやすいため、注意が必要です。

ニコチネルパッチは、ニコチネルパッチ20を6週間使用後にニコチネルパッチ10を2週間使用する2ステップで禁煙に導きます。

ニコチネルパッチ20

1枚あたりのニコチン含有量35mg

24時間あたりのニコチン供給量14㎎

ニコチネルパッチ10

1枚あたりのニコチン含有量17.5mg

24時間あたりのニコチン供給量7㎎

※ニコチネルパッチ20を6週間使用した後に離脱症状がない方、禁煙が続けられる方は、ニコチネルパッチ10を使用しなくてもよいとされています。

約12週間で禁煙に導く「ニコチネルガム」

たばこを吸いたくなったときや禁煙でイライラしたときに、たばこの代わりにガムを噛む方法です。

禁煙時に口さみしくなり、ついたばこを吸ってしまう方や、肌が弱くてニコチネルパッチが合わなかった方におすすめ。

ニコチンの摂取量を自身でコントロールできます。

しかし、義歯や歯の状態が良くない方やガムを噛めない仕事の方などは、ニコチネルパッチの方が使用しやすいでしょう。

ニコチネルガムは、ミント・スペアミント・マンゴーの3種類あり、気分によって味を楽しむことができるので、ニコチン痴漢療法を続けやすいメリットがあります。

禁煙前の喫煙本数によって禁煙成功までの目安の期間が異なります。

20本以下:8週間

21~30本:10週間

31本以上:12週間

それぞれ4週目までの1日の使用個数の目安があり、段階的にニコチネルガムの個数を減らし、最終的にゼロを目指します。

ニコチネルガムを噛まなくても、たばこを吸いたい気持ちやイライラがなくなったときがゴールです。

ニコチネルTTS(医療用医薬品)

ニコチネルTTSは、医療用医薬品としてニコチン依存症管理料の対象となった場合に、医療機関で処方される保険適用の薬剤です。

ニコチネルTTSは3種類あり、それぞれ含まれるニコチンの量が異なります。

ニコチネルTTS10

1枚あたりのニコチン含有量17.5mg

ニコチネルTTS20

1枚あたりのニコチン含有量35mg

ニコチネルTTS30

1枚あたりのニコチン含有量52.5mg

ニコチネルTTSの効果は、市販薬のニコチネルパッチと同様に1日に1回、1枚貼るタイプの禁煙補助薬です。

ニコチネルTTSを貼ることで皮膚からニコチンを吸収させ、禁煙時の離脱症状を和らげながら禁煙を継続させる効果があります。

3種類のニコチネルTTSを組み合わせ、8週間のスケジュールで使用します。

禁煙スタート時の4週間はニコチネルTTS30

次の2週間はニコチネルTTS20

最後の2週間はニコチネルTTS10

ニコチネルパッチ(市販薬)とニコチネルTTS(医療用医薬品)の違い

ドラッグストアや薬局で販売されているニコチネルパッチと医療機関で処方されるニコチネルTTSの違いについてみていきましょう。

使用方法の違い

ニコチネルパッチ10とニコチネルパッチ20は、1日1回、1枚を起床時から就寝時まで貼ります。

OTC医薬品のため、不眠などの副作用を抑える目的です。

一方で、ニコチネルTTSは、1日1回、1枚を24時間で貼り換えます。

就寝中も貼り続けることでニコチンの供給を安定させ、起床時の喫煙したい気持ちを抑える目的があります。

ニコチンの含有量の違い

ニコチネルパッチとニコチネルTTSは、有効成分は同じですが、ニコチンの含有量が異なります。

ニコチネルTTS30は、市販のニコチネルパッチよりもニコチンの含有量が多いため、普段の喫煙本数が多い方や市販のニコチンパッチで禁煙できなかった方に処方されます。

ニコチネルを使用する際の注意点

ニコチネルは、離脱症状を軽減させながら禁煙に導く薬剤ですが、同時に副作用や使用時の注意点があります。

ニコチネルの副作用

ニコチネルを使用しながらたばこを吸ってしまうなど、過量投与による副作用があるため注意が必要です。

発汗や嘔気、下痢、頭痛、めまい、筋脱力感のほか、致死量に至る過量投与では、全身痙攣、死亡につながる末梢性及び中枢性呼吸麻痺などがあります。

また、ニコチネルパッチとニコチネルTTSでは、パッチによる接触皮膚炎が起こる可能性があります。

ニコチネルを使用できない人

ニコチネルを使用することで、合併症や既往疾患に影響を及ぼし、重大な副作用が生じる恐れがあります。

以下に当てはまる方は使用が禁忌とされています。

  • 非喫煙者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性、授乳婦
  • 不安定狭心症、急性期の心筋梗塞(発症後 3 ヵ月以内)、重篤な
  • 不整脈のある患者又は経皮的冠動脈形成術直後、冠動脈バイパス術直後の患者
  • 脳血管障害回復初期の患者
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

参照:KEGG MEDICUS 医療用医薬品 ニコチネルTTS添付文書情報

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00048929.pdf

ニコチネルで禁煙!薬局と病院どっちではじめればいい?

ニコチネルで禁煙しようと思った場合、薬局で購入できるニコチネルパッチやニコチネルガムと病院で処方されるニコチネルTTS、2つの選択肢があります。

どちらを使用して禁煙をはじめればいいのでしょうか?

薬局やドラッグストアで禁煙

ニコチネルパッチやニコチネルガムは、近くのドラッグストアや薬局で販売されているため「禁煙しよう!」と思い立ったときに薬局で買えるメリットがあります。

しかし、ヘビースモーカーの人や禁煙の意思が弱い人にとっては継続できない可能性があります。

病院で禁煙

ニコチネルTTSは、禁煙外来を行っている病院やクリニックで処方される薬のため、医師のサポートで禁煙をスタートすることができます。

薬の処方だけでなく、禁煙指導や生活習慣の改善などのアドバイスや不安なことを相談できることがメリットといえるでしょう。

しかし、ニコチネルTTSを保険適用で使用するには、以下の条件をすべて満たして医師が必要と認めた場合のみです。

・ニコチン依存症に係るスクリーニングテスト(TDS)で5点以上、ニコチン依存症と診断された方

・35歳以上の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方

・直ちに禁煙することを希望されている方

・「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意された方

引用:厚生労働省 e-ヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-06-007.html

また、上記の条件をすべて満たしていた方でもニコチネルTTSの処方について注意点があります。

禁煙補助薬には、ニコチネルのほかに経口薬のチャンピックス(バレニクリン)がありますが、チャンピックスの一部ロットから基準値を超える N-ニトロソバレニクリン(発がん性の恐れがある物質)が検出されたため、現在出荷停止・自主回収されています。

これまでチャンピックスを使用していた方がニコチネルTTSに移行したために、医療機関によって在庫が不足しているところもあります。

チャンピックスの出荷の再開やニコチネルTTSの安定した供給が難しい病院では、禁煙外来の休止や新規予約を受け付けていないところも少なくありません。

以下の禁煙外来の医療機関一覧から、希望する病院でニコチネルTTSが処方されるかどうか確認しましょう。

禁煙治療に保険が使える医療機関(ニコチン依存症管理料算定医療機関)

http://www.nosmoke55.jp/nicotine/clinic.html

オンラインクリニックで禁煙治療をはじめる選択肢もアリ

「一人で禁煙を継続させる自信がない」

「近くに禁煙外来がない」

「ニコチネルTTSの在庫がなく処方されない」

「禁煙外来が休止している」

「病院に行く時間がない」

こんな方は、オンラインクリニックで禁煙治療をスタートしてみてはいかがでしょうか。

禁煙治療は、薬局や病院だけでなくオンラインクリニックからでもはじめることが可能です。

オンライン診療が初めての方の中には、不安感をお持ちの方もいるかと思いますが、対面診療と同じように医師が診察し、適切な治療法を提案してくれます。

禁煙治療を行っているデジタルクリニックのおすすめポイントを紹介します。

デジタルクリニックおすすめポイント

  • 24時間365日のオンライン診療が可能
  • スマホで予約・診察が可能
  • 禁煙プレミアムプランの場合、初診料・送料0円
  • 多彩な禁煙プログラム
  • バレニクリン(チャンピックス海外後発品)とニコチネルTTSから選べる
  • 禁煙治療補助デバイスで禁煙をサポート
  • 最短翌日に自宅までお届け
  • 診察後もチャットで相談可能

デジタルクリニック

https://digital-clinic.life/lp/stopsmoking

禁煙外来での通院は健康保険適用ですが、デジタルクリニックは自由診療です。

ニコチネル禁煙基本プログラム(ニコチネル8週分)の価格が54,780円。

割高に感じる方もいますが、550円のたばこを1日1箱、8週間(56日)吸い続けると、30,800円になります。

自宅にいながらニコチネルが購入できるので、禁煙を思い立ったとき、医師とともに禁煙の孤独感なくはじめられることが最大のメリットです。

禁煙を絶対成功させたい!と思っている方は、チャレンジしてみる価値はあるのではないでしょうか。

ニコチネルと医師のサポートで離脱症状を乗り越えよう

禁煙の最大の敵は離脱症状です。

たばこを吸いたい気持ちを我慢しているのに、イライラや欲求が続き禁煙が長続きしないのは、禁煙の意思が弱いのではありません。

ニコチン依存症によるものであり、禁煙に取り組んでいる証拠です。

ニコチネルは、ドラッグストアや薬局で手軽に購入できますが、孤独な治療となり禁煙を断念する方も少なくありません。

禁煙を成功させるには、医師のサポートと適切な禁煙治療が必要になります。

今回ご紹介したデジタルクリニックは、スマホから気軽に相談できますので、禁煙したいけれど一人では不安な方は、ぜひチェックしてみてください。

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